英国の食品基準庁(FSA)が今年2月から8月にかけて英大手スーパーから購入した鶏肉1995品を調査した結果、全体の70%が食中毒の原因となるカンピロバクター菌に感染していたことが判明。また18%は感染の度合いが非常に高いと判断されたという。
最も悪い結果を示したのは、格安スーパーのアスダ。調査を行った鶏肉のうち78%がカンピロバクター菌に感染していた。そのほかのスーパーでは、コープが同73%、モリソンズ、セインズベリーズ、ウェイトローズがそろって同69%、最も低い数値を示したのはテスコの同64%だった。
英国において、カンピロバクター菌への感染を原因として体調不良に陥る人の数は年間28万人。FSAは、食中毒になる危険を避けるために、鶏肉を一羽丸ごと購入した場合は、調理前に洗わないこと、また食べる前に高熱で調理することを推奨している。
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