ロンドンでは現在、13カ所が景観を保全するために規制が敷かれる「保護ビスタ」に認定されているが、そのうち、テムズ川南岸に位置しているのはわずか4カ所。そのため、ナショナル・トラストが不均衡是正を目的に、南岸で新たに保全すべき景観はないか、意見を募っている。「イブニング・スタンダード」紙によると、ナショナル・トラスト・ロンドンのクリエイティブ・ディレクター、ジョー・ワトソン氏は、かつて権力や富は北岸に集中しており、保護ビスタを認定した人々も北岸の人間だったため、(この不均衡に)驚きはないと発言。現時点ではグリニッジ・パークやブラックヒース・ポイントなどが保護ビスタになっているが、南岸の住民などの間では、テレグラフ・ヒルやブロックウェル・パークなども開発者の手から守られるべきとの声が上がっているそう。
南岸以外でも意見は幅広く受け入れているとのことなので、景観を守るべきと思う場所がある人は、ツイッターの「@NTLovesLondon」宛てにお知らせを。
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