ギュンター・グラス氏の発言に非難集中
SPDシュタインブリュック氏同席の場でに
ノーベル文学賞作家のギュンター・グラス氏が6月26日、社会民主党(SPD)首相候補のシュタインブリュック氏同席の下で行った発言が波紋を呼んでいる。
この日、ベルリンSPD党本部のヴィリー・ブラント・ハウスに招かれたグラス氏はメルケル首相(キリスト教民主同盟=CDU)に対し、「彼女は適応力と日和見主義を旧東独で学んだ」などと発言。また、連邦軍について「傭兵」という言葉を用いた。CDUのグレーエ事務局長は「グラス氏の発言は政治的に逸脱している。シュタインブリュック氏は同氏と距離を置いた方が良い」と批判。自由民主党(FDP)からも、同発言に対して非難の声が挙がっている。