第二次世界大戦終戦から75周年
ドイツにおける関連記事まとめ
2020年5月8日、欧州における第二次世界大戦の終結から75年を迎える。ナチスによる残虐な犯罪をはじめとした負の歴史を、ドイツは正面から受け止め、次世代へと引き継いできた。この節目の年に、改めてその「過去」を振り返るとともに、私たちのこれからの「未来」について考えてみよう。
最終更新日:2020年5月4日
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17 April 2020第二次世界大戦の終結から75年
特集 今年の5月8日、欧州における第二次世界大戦の終結から75年を迎える。75年という節目に、ドイツにおける歴史教育や記憶文化について取り上げながら、ドイツ人の「過去」との向き合い方、そして、「過去」を現代にどのように活かしているのかを探る。
ドイツ人は「過去」から何を学ぶのか? -
7 Februar 2020アウシュヴィッツ解放から75年
都市ガイド / ベルリン 発掘の散歩術 ツェーレンドルフ地区にある歴史記念館。
- ヴァンゼー会議記念館を訪ねて -
3 Januar 2020ナチス時代の強制労働施設を訪ねて
都市ガイド / ベルリン 発掘の散歩術 東独時代はワクチン研究所として使われていたという、ナチス時代の強制労働をテーマにしたドイツで唯一の歴史記念館。2006年から情報センターとして一般に公開している。 -
7 Juni 2019 アンネ・フランク生誕90年
特集 世界中で読み継がれる『アンネの日記』の著者で知られるアンネ・フランク。日記には彼女の身に起きた悲劇だけではなく、生きる歓びと差別に抵抗する強い意志がつづられている。
アンネの日記に隠された未来へのメッセージ -
3 August 2018防空壕跡で体験するフォイエルレ・コレクション
都市ガイド / ベルリン 発掘の散歩術 クロイツベルク地区にあるプライベート美術館。見学は予約制となっており、日本語でのツアーを申し込むこともできる。中国の伝統的な香の儀式を体験できる部屋もあるそうだ(別料金)。 -
3 November 2017消えたユダヤ人達の痕跡をたどって
都市ガイド / ベルリン 発掘の散歩術 モアビット貨物駅 追悼の場所:ティーアガルテン地区モアビットにある記念碑、レヴェツォウ通りの警告碑:1988年、3人の彫刻家と建築家のデザインにより、貨車とランペをモチーフにした警告碑の紹介。
-モアビットの二つの場所- -
1 Oktober 2015ドイツで100年続くもの
おすすめの本&音楽 2度の世界大戦や、東西分裂と再統一と、ドイツの暮らしも価値観も大きく変わった100年間続いてきた「もの」を追う1冊。 -
21 September 2015日本とドイツ ふたつの「戦後」
おすすめの本&音楽 在ドイツ25年のジャーナリストで、本誌に「独断時評」を連載している熊谷徹さんによる新刊。日本とドイツは同じ敗戦国として、焼け野原から戦後の復興を果たした。 -
18 September 2015ドイツ再統一25周年
特集 1989年11月9日の「ベルリンの壁崩壊」のニュース。当時、大学で経済学を研究していた私は、言葉にならない焦燥感に駆り立てられ、その現場をこの目で一目見ようとベルリンへと向かったのでした。ドイツは再統一を果たし、25年を経て経済史学の教鞭を執る立場と なった今、こうした大事件を正しく後世に伝える方法は 何かを考えています。 (大阪大学大学院経済学研究科教授 鴋澤 歩)
歴史学からとらえる「ドイツ再統一」 -
5 Juni 201570年目の「解放」の日、
ベルリン 発掘の散歩術 1945年5月8日の深夜、もともとはドイツ国防軍工兵学校だった赤軍司令部内で、ナチス・ドイツの代表が降伏文書に調印。欧州における第2次世界大戦が終わった瞬間だった。私たちは22時から行なわれる「平和の乾杯」というセレモニーに合わせて来たのだが、人が殺到し、調印式が行なわれたホールへは一向に進めない。
ドイツ・ロシア博物館にて -
1 Mai 2015第2次世界大戦終結70周年特集
特集 ドイツの終戦記念日1945年5月8日に生まれて今年70歳になるフォルカー・クレップさんにインタビュー。戦後ドイツと共に人生を歩んできたクレップさんの目に、過去と現在のドイツ、そして理想と現実の狭間に揺れる欧州は、どのように映っているのだろう。
フォルカー・クレップさんインタビュー
「1945年5月8日に生まれて」 -
6 Februar 2015アウシュヴィッツ解放70年 メルケルの誓い
コラム/独断時評 2015年1月26日、ベルリン。肌を刺す寒気の中、私はシェーネベルク区のウラニアという公会堂に向かっていた。今年1月27日は、ナチスのアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所をソ連軍が解放してから、ちょうど70年目に当たる。この日を前に、ナチスによる虐殺の犠牲者を追悼する式典が行われたのだ。 -
27 Januar 2015 夜と霧 新版
エンタメ/おすすめの本&音楽 アウシュヴィッツをはじめとした強制収容所での体験を経て、著者であるオーストリア人精神科医が見た人間の本質とは……。「… trotzdem Ja zum Leben sagen(それでも人生にイエスと言う)」というドイツ版のタイトルの意味が重く、そして温かく心に沁み入る本書。 -
4 April 2014 ナチスの「机上の殺戮者」の館
都市ガイド/ベルリン 発掘の散歩術 フリードリヒシュトラーセ駅からSバーンに乗って約45分、列車は終点のオラニエンブルク駅に到着した。ここにやって来る旅行者の多くは、ザクセンハウゼン強制収容所跡の訪問が目的だ。 -
15 Februar 2013なぜドイツはナチスの犯罪を心に刻むのか
コラム/独断時評
1月30日、ドイツ連邦議会でユダヤ人など、ナチスの暴力支配の犠牲者を追悼する式典が行われた。この催しは、アウシュヴィッツ強制収容所がソ連軍によって解放された1月27日前後に毎年行われている。 -
31 August 2012 地の果てまで追われるナチス戦犯
ニュース/新・ニュースを追跡 ナチス・ドイツによるホロコーストに加担したとして、反ユダヤ活動監視団体が最重要戦犯に指定しているラスロ・チャタリ容疑者が2012年7月18日、ハンガリーのブダペストで検察当局によって身柄を拘束された。拘束当時、容疑者は97歳。戦後60年以上が経った現在でも、その罪を問われ続けるナチス戦犯とは? -
11 März 2011
都市ガイド/ベルリン 発掘の散歩術 ドイツ抵抗運動記念館が運営する「オットー・ヴァイト盲人作業所博物館」と2008年にオープンした記念館「人知れぬ英雄たち」を紹介。
オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち -
10 September 2010
私の街のレポーター/ハンブルク Hamburg ハンブルク大学近くの通りを歩いていたときのこと、歩道に四角い小さな金属板が埋め込まれていることに気が付きました。 先日、ハンブルク大学近くの通りを歩いていたときのこと、歩道に四角い小さな金属板が埋め込まれていることに気が付きました。しばらく歩くとまた同じような金属板が……。
ナチズムを現代に伝える「つまずきの石」 -
21 Mai 2010蘇った過去 Holocaust
コラム/そのとき時代が変わった 1979年1月22日 公共放送ARDで米国の長編テレビドラマ『Holocaust』が放映され、西ドイツ国民は初めて“自発的”にナチスとユダヤ民族虐殺の過去に眼を向けた。 -
17 April 2009フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判
コラム/そのとき時代が変わった 1963年12月20日~65年8月10日 経済復興を遂げ、サッカーのW杯ベルン大会で初優勝した1950年代の後半。西ドイツ人は失っていた自信を取り戻し、ナチス犯罪の過去を忘れようとしていた。
Der Frankfurter Auschwitz-Prozess -
26 September 2008 朗読者 ~Der Vorleser~
エンタメ/おすすめの本&音楽 『朗読者』というタイトルからは内容が想像しにくいが、それもそのはず。ちょっと複雑な物語だ。15歳のミヒャエルはある日、下校途中に気分が悪くなり街角で吐いてしまうが、そこで「坊や」と話し掛け、介抱してくれた年上の女性ハンナと恋に落ちる。