コーカソイドの選りすぐりの美女を再度ふるいにかけて、マッターホルン並の最高峰ばかりを揃えたのがハリウッド。その別天地において、今最も旬のトップ・オブ・ザ・美女といえば、英国出身のキーラ・ナイトレイだ。
ぜい肉一切ナシ、21歳と鮮度バッチリの冷やりとするほどのクール・ビューティー。
父は舞台俳優、母は劇作家、9歳で映画デビューし、「ベッカムに恋して」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」、そしてアカデミー賞主演女優にノミネートされた「プライドと偏見」と、着々と駒を進め、急勾配の上り坂だ。
美女にもいろいろあるが、スラリと細く、目尻のちょっと上がったアーモンド型の強い目線と彫刻のような美しい鼻を持つノーブル美人顔は、なにをおいても一番価値が高い。ハリウッドといえども、キーラ並の美女はそうそう出てこないし、旬の時期も短い。
美少女と大人の女の端境期である15~24歳の間のせいぜい4、5年だろうか(ちなみに、男性にも当てはまる)。たいがいは、第二次性徴期に蓄えた脂肪やニキビやらで野暮ったさの残る頃だが、彼女を見て分かるように、この手の美女には脂肪ぷくぷく期が抜けている。
美少女からいきなり美女になるのだ。
キーラの前は、アミダラ姫のナタリー・ポートマン(当時18)、
「テス」のナスターシャ・キンスキー(18)、
「エンドレス・ラブ」のブルック・シールズ(16)、
真打ち「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーン(24)らが絶世の美女期を持つ希有な女優たちだ。
「プライド~」で共演した俳優ルパート・フレンドと付き合っているキーラ。
男に足元をすくわれないようにすれば、この先5年は安泰、主演女優も絶対逃さないはずだ。