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VW、中国で販売400万台目指す=EV、コンパクトカー優先

(4月25日 時事)ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は24日、2030年の中国販売を400万台とする目標を明らかにした。中国乗用車市場でシェア15%を占め、23年販売実績比では23%の増加に相当する。中国英字紙チャイナ・デーリー(電子版)が伝えた。

中国はVWにとって世界最大の市場で、ブルーメCEOは「第2のホームマーケット」と表現した。23年の中国市場での販売は324万台、過去最多の19年は423万台だった。

VWは、中国市場に特化した電気自動車(EV)用プラットフォームの「チャイナ・メイン・プラットフォーム(CMP)」と、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)技術を活用し、26年までにエントリーレベルのコンパクトカーのコストを中国メーカーと同水準まで低減させる計画だ。また、コンパクトカー分野でVWブランドのEVモデルを拡大させる方針という。

中国の乗用車市場は30年までに2800万台を超え、EVなど新エネルギー車(NEV)の比率が75%前後と、23年実績のほぼ3倍に拡大すると予想されている。
 
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