22歳女性が精子提供者と対面
「実父を知る権利」を認められ
匿名の精子提供者の協力による人工授精で出生したザラ・P(22)さんが先頃、「実の父親」を突き止め、対面した。5月24日付のヴェルト紙が伝えた。
ザラさんの母親は1990年代前半にエッセンの生殖医療センターで治療を受け、匿名の精子提供者による精子でザラさんを妊娠、出産した。成人したザラさんはこの経緯に関し、ハム上級裁判所に「実の父親の名前を知る権利」を求めて訴えを起こし、今年2月にこれが認められた。
実の父親とされる人物は、ザラさんのテレビ出演を見て名乗り出て、DNA鑑定を経て親子と確認された。「父親」と対面したザラさんは、「とても幸せ」と話している。