【ベルリン、パリ 2月4日 時事】緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ドイツとフランスは来週から首脳外交を本格化させる方針だ。週明け7日にショルツ独首相が米国でバイデン大統領と、マクロン仏大統領がロシアでプーチン大統領とそれぞれ会談するのを皮切りに、関係各国の首脳と相次いで会い、対話を通じた緊張緩和を目指す。
独政府の4日の発表によると、ショルツ氏は7日の訪米後、14日にはウクライナでゼレンスキー大統領と、15日にはロシアでプーチン氏とそれぞれ会談。ショルツ氏はベルリンでも10日にバルト3国、来週中に仏・ポーランドの首脳を迎えて協議を行う。
マクロン氏は7日の訪ロ後、8日にはウクライナを訪れ、ゼレンスキー氏と会談する。
ウクライナ問題では、天然ガスをロシアに依存するドイツがロシアに対して強い態度を示せず、米国や欧州諸国に疑念が広がっている。一連の首脳外交で、欧米諸国が対ロ姿勢で一致できるかが焦点となりそうだ。
3 Mai 2024 1217号
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