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クリスティアン・シュトレーベレ

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クリスティアン・シュトレーベレ Christian Ströbele
1939年6月7日、当時のプロイセン州(現ザクセン=アンハルト州)ハレ生まれ。弁護士。緑の党の連邦議員。 ©Büro Hans-Christian Ströbele

環境保護、反核・反戦、ウーマンリブ、左派などの諸団体から代表1004人がカールスルーエに集まり、「緑の党」を結成したのは1980年1月13日。その結党30年にあたる今月、創立時からのメンバー、かつ最年長の連邦議員として数々のインタビューに応えている。

60年代後半から一部には知られる顔だった。反体制デモで逮捕された学生たちの弁護を引き受け、極左テロ組織RAF(ドイツ赤軍)の弁護に立ってきたからだ。社会民主党(SPD)の党員だったが、75年にシュトゥットガルトで開廷したRAF第1世代裁判で、被告アンドレアス・バーダーを「同志」と呼んで党籍剥奪。同裁判の弁護職からも解任された。

西ベルリンで「次世代の民主主義と環境保護党」を設立したのは78年10月。それが80年の緑の党結成に大きな役割を果たすことになった。

連邦議員を本業にしたのは98年のシュレーダー政権から。比例代表からの当選だった。しかし次の02年には、トルコ系候補が激戦するベルリン第84小選挙区(クロイツベルク・プレンツラウアーベルク東)から立ち、得票1位で直接当選。さらに05年、09年とますます支持率を増やして当選を続けているが、イスラム教の祝日導入を提案したり、警官のターバンとスカーフの着用を支持したりと、党幹部の眉をひそめさせているのも事実だ。

現在も議員活動の合間をぬって弁護を引き受けている。が、国選での所得は知れたもの。事務所の維持費がかさんで毎年1万ユーロ前後の赤字経営とか。

 
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高橋容子 ドイツニュースダイジェスト創刊時からの常連ライター。日本で文芸映像翻訳を手がけ、渡欧。英・独・豪と移り、現在はスペインのバスク州暮らし。 www.geocities.jp/takahashi_mormann
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