ジャパンダイジェスト

都市ガイドシリーズ⑬

2025年の欧州文化首都ケムニッツの魅力再発見!

16の個性豊かな州からなるドイツ。歴史や文化はもちろん、言葉も食もそれぞれ異なる。そんな魅力たっぷりのドイツ各地の都市を、一つずつスポットを当てて紹介していく「都市ガイドシリーズ」。第13回目は、産業都市として栄えたザクセン州ケムニッツ。2025年の欧州文化首都に選出され、年間を通してさまざまな文化芸術プログラムが開催される。今、ドイツで最も注目を集めるこの街をニュースダイジェスト編集部員が訪れ、その魅力を徹底紹介する。
(文: ドイツニュースダイジェスト編集部・岡島真琴、協賛:ドイツ政府観光局)

ケムニッツの魅力再発見!

ケムニッツってどんな街?

都市名:ケムニッツ(ザクセン州)、人口:25万1699人、面積:220.85 km²、(2024年12月31日時点)

ケムニッツは、ドイツ東部のザクセン州に位置する工業都市であり、州都ドレスデン、ライプツィヒに次ぐ同州第3の都市である。エルツ山地の北側に広がるこの街は、中世から発展を続け、特に19世紀以降はドイツの重要な産業拠点の一つとなった。

その歴史は12世紀にさかのぼり、当初は修道院を中心とした街として形成された。その後、繊維産業の発展をきっかけに工業都市としての地位を確立。20世紀初頭には「ザクセンのマンチェスター」とも称されるほどの経済的繁栄を遂げた。しかし、第二次世界大戦では大規模な空襲を受け、街の大部分が破壊されてしまう。戦後は東ドイツの統治下に入り、1953~1990年にかけて社会主義創始者カール・マルクスにちなんで「カール=マルクス=シュタット」と改名された。

再統一後のケムニッツは、旧東ドイツ地域に共通する経済的課題に直面しながらも、近年ではテクノロジー産業の振興に力を入れ、大学や研究機関を中心とした知識集約型の都市へと変貌しつつある。加えて、近年の都市再生プロジェクトにより、市内にはモダンな建築や文化施設が増え、アートやデザインの分野でも注目を集めている。

また、2025年には欧州連合(EU)の文化事業である「欧州文化首都」の開催都市に選出され、アート、歴史、産業の融合を活かした多様な文化プログラムが予定されている。過去の遺産を活かしつつ、新たな都市像を模索するケムニッツは、伝統と革新が共存する街として今後ますます注目されるだろう。

アクセス

ケムニッツ中央駅
Chemnitz Hauptbahnhof

● ライプツィヒ中央駅から
REで約1時間

● ベルリン中央駅から
ICEとREで約3時間

● フランクフルト中央駅から
ICEとREで約4時間

www.bahnhof.de

シティーツアー

ケムニッツ

ケムニッツ市の観光局では、旧市街地を中心に巡る「シティーツアー 2025」をはじめ、ケムニッツの醸造所やビールの歴史を辿る「ProBier-Tour」、夜警に扮したガイドさんと夜のケムニッツを歩く「Abend-Tour Nachtwächter」など、さまざまなテーマ別ツアーが用意されている。ほかにも欧州文化首都のプログラムの一環として、さまざまな時代の建築を自転車で巡るツアーや、さまざまな文化プロジェクトを訪れるバスツアー「Chemnitz 2025 Tour FLUSS」なども。同市観光局ウェブサイト、もしくは現地のツーリストインフォメーションでの申し込みが可能。
www.chemnitz.travel

ケムニッツのおすすめスポット

ブレーメンのおすすめスポット

ケムニッツに旅行で来たり、引っ越してきたりした人はぜひ訪れるべき、おすすめスポットをご紹介。

Karl-Marx-Monument① カール・マルクス像

カール・マルクス像

ケムニッツのシンボルとして知られるカール・マルクス像は、高さ約7メートル、重さ約40トンの巨大なブロンズ製の頭部彫刻。旧東ドイツ時代の1971年に建立され、ケムニッツが「カール=マルクス=シュタット」と呼ばれていた時代の名残を今に伝えている。像の背後には、ドイツ語、英語、フランス語、ロシア語で「万国の労働者よ、団結せよ!」と刻まれ、社会主義時代を象徴する存在となっている。現在では、多くの観光客が訪れ、記念撮影を楽しむスポットとしても人気。カール・マルクス像にまつわるコラムは下部で!

Brückenstr. 10, 09111

スタッフが現地で見つけたもの

お土産はやっぱりカール・マルクス!
カール・マルクス

ケムニッツのシンボルといえば、なんといってもカール・マルクス像。なんとそのミニチュア版が、お土産として売られている。ピアスやスノードームになったマルクス像をはじめ、さまざまなマルクスグッズが見つかる(2025年2月時点)。ケムニッツ・ツーリストインフォメーションのほか、ケムニッツ産業博物館のミュージアムショップなどで購入可能。

Turm Brauhaus② トゥルム醸造所レストラン

トゥルム醸造所レストラン Turm Brauhaus

ケムニッツ中心部のノイマルクトに位置する、伝統的なレストラン兼醸造所。20世紀初頭のスタイルで装飾された店内には、大きな銅製の醸造釜や麦芽粉砕室、蒸留所があり、醸造マイスターが手掛ける自家製ビール「Chemnitzer Turmbräu」を味わえる。食事は伝統的なドイツ料理から軽食までバラエティー豊か。店内は3階建てで、アール・ヌーヴォー時代の家具、ユニークな広告看板、古い新聞記事や写真が飾られ、地元の人々や観光客に親しまれている。

Altes Rathaus, 09111
https://turmbrauhaus.de

Neue Rathaus Chemnitz③ ケムニッツ新市庁舎

ケムニッツ新市庁舎
ケムニッツ新市庁舎

1907〜1911年にかけて建てられた、ドイツ・ルネサンス様式と後期ゴシック様式が融合した壮麗な建築。内部にはアール・ヌーヴォー様式の装飾が施され、市議会ホールではシュルレアリスムの先駆とされる画家マックス・クリンガーによる壁画「労働=富=美」を鑑賞できる。第二次世界大戦でケムニッツの中心部は大きな被害を受けたが、新市庁舎はほぼ無傷で残った。特に注目したいのが、今も現役で稼働している旧式の木製エレベーター。止まることなくゆっくりと動き続けるエレベーターに、ぜひ飛び乗ってみよう。

Altes Rathaus, 09111
www.chemnitz.de

スタッフが現地で見つけたもの

市庁舎の中に裸の消防士!?
市庁舎の中に裸の消防士!?

重厚で美しい内装に彩られているケムニッツ新市庁舎。1階ロビーの柱に描かれた絵画を見ていると、なんとアール・ヌーヴォー調に美しい裸体で描かれた消防士(Feuerwehr)の姿を発見! 実は各柱には、文化省や経済省などの行政組織を象徴する絵が描かれており、この絵は「消防省」を意味している。ほかにもさまざまな人物が描かれているので、ぜひチェックしてみて。

市庁舎のカリヨン
市庁舎のカリヨンを聴こう

ケムニッツ新市庁舎と旧市庁舎の塔には、それぞれカリヨン(塔状の建築物に設置される、鐘と鍵盤を組み合わせた楽器)が設置されている。新市庁舎のカリヨンは、水曜・土曜の午前10時、金曜の午後4時。旧市庁舎のカリヨン(写真)は、毎日午前11時、午後4時、午後7時に演奏され、ケムニッツの歴史的人物である6体のブロンズ像が登場する。

Industriemuseum Chemnitz④ ケムニッツ産業博物館

ケムニッツ産業博物館

ザクセン州の産業発展を紹介する博物館。1907年にヘルマン&アルフレッド・エッシャーによって建設された工場ホールを利用し、3500平方メートルの展示スペースでザクセンの産業史を学ぶことができる。特に機械工学、自動車産業、繊維産業に焦点を当て、稼働可能な蒸気機関やクラシックカーの展示が見どころ。多くの機械が動作可能な状態で保存されており、熟練のスタッフによる実演も行われる。産業都市としてのケムニッツの歴史を知るには欠かせないスポット。

Zwickauer Str. 119, 09112
www.industriemuseum-chemnitz.de

smac - Staatliches Museum für Archäologie Chemnitz⑤ ケムニッツ州立考古学博物館

ケムニッツ州立考古学博物館

2014年に開館したザクセン州の考古学・文化史博物館。旧ショッケン百貨店を改装した建物内にあり、約3000平方メートルの常設展示では、約30万年前の旧石器時代から産業化時代までのザクセンの歴史を紹介している。現在、欧州文化首都プロジェクト2025のメインプログラムの一環として、特別展「SILBERGLANZ & KUMPELTOD」を6月29日(日)まで開催中。ケムニッツをはじめとするエルツ山地がもたらした富と美しい鉱石、そして労働者や自然への搾取の歴史など、鉱業の光と影をテーマにした展覧会だ。

Stefan-Heym-Platz 1, 09111
www.smac.sachsen.de

スタッフが現地で見つけたもの

自分の顔がネアンデルタール人に
ケムニッツ考古学博物館

ケムニッツ考古学博物館の1階常設展にあるこちらのブースでは、人類の進化の過程が映像で紹介されている。このブース内にはカメラが設置されており、ここで自分の顔写真を撮ると、自動でネアンデルタール人化される。写真データはブース内に表示することができるほか、メールに送ることも可能。ケムニッツ旅行の記念に、ぜひここで記念撮影を!

Museum Gunzenhauser⑥ ギュンツェンハウザー美術館 (ケムニッツ美術コレクション)

ギュンツェンハウザー美術館

実業家アルフレッド・ギュンツェンハウザーの個人コレクションを基に、2007年に開館。1900年頃の芸術、表現主義、新即物主義、20世紀の抽象芸術を中心に、オットー・ディクス、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーなどの作品を所蔵している。建物は旧銀行を改装したもので、クラシックな外観と洗練された展示空間が特徴。アート巡りが好きな方は、同じくケムニッツ美術コレクション管轄の美術館Kunstsammlungen am Theaterplatzも併せて訪れてみよう。

Stollberger Str. 2, 09119
www.kunstsammlungen-chemnitz.de

Villa Esche⑦ 旧エッシェ邸

旧エッシェ邸

モダニズム建築の先駆者アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデが1903年に設計したアール・ヌーヴォー様式の邸宅。繊維産業で成功を収めたエッシェ家の住居として建設され、革新的なデザインと機能美が随所に見られる。第二次世界大戦後はソビエト軍司令部や国家保安省(シュタージ)の施設として利用された。館内にはヴァン・デ・ヴェルデがデザインしたオリジナルの調度品が展示され、特にダイニングルームやミュージックサロンは当時の雰囲気を忠実に再現している。

Parkstraße 58, 09120
www.villaesche.de

Besucherbergwerk Felsendome Rabenstein⑧ フェルゼンドム・ラーベンシュタイン

フェルゼンドム・ラーベンシュタイン

フェルゼンドム・ラーベンシュタインは、ケムニッツ近郊のラーベンシュタイン地区にある壮大な岩の洞窟。石灰岩の浸食によって形成されたこの「自然の大聖堂」は、美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出している。かつては採石場として利用されていたが、現在は観光名所となり、全長700メートルの洞窟ガイドツアー(所要時間40分)や、浸水した地下階をスキューバダイビングで探検するツアーなどが楽しめる。

Weg nach dem Kalkwerk 4, 09117
www.felsendome.de

欧州文化首都「ケムニッツ2025」が開幕!カール・マルクス像と共に歩む ケムニッツの文化再生

ベルリン、ヴァイマール、エッセンに続き、ドイツで四つ目の欧州文化首都に選出されたケムニッツ。2025年を通して、ケムニッツおよび近郊都市で225のプロジェクト、1000のイベントが開催される予定だ。過去と未来が交差するこの街で、文化の再生が始まる。

参考:mdr.de「Startschuss für Chemnitz: So war die Eröffnung der Kulturhauptstadt」「Chemnitz: Demonstrationen zur Eröffnungsfeier der Kulturhauptstadt geplant」

開幕式のショー開幕式のショーでは、カール・マルクス像を囲んで特設ステージが設けられ、約2万人がこのイベントに参加した

祝祭ムードに包まれたケムニッツ

1月18日、欧州文化首都「ケムニッツ2025」の大規模な開幕式がケムニッツで行われ、約8万人が市内各地で開催されたさまざまなイベントを訪れた。ハイライトとなったのは、同市のランドマークでもあるカール・マルクス像前での壮大なショーだ。青・緑・赤のライトで照らされたマルクス像を囲むステージで、ドイツの人気ミュージシャンであるボッセをはじめ、さまざまなアーティストがパフォーマンスを披露。その後も、市内のクラブでは深夜までアフターパーティーが行われ、ケムニッツの街は祝祭ムードに包まれた。

筆者がケムニッツを訪れたのは、開幕式から2週間ほどたった2月上旬のことだった。ケムニッツ出身の同市公認ガイドのAさんに中心地や産業博物館などを案内していただき、ガイドツアーの最後に辿り着いたのが、このカール・マルクス像前だった。「先日の欧州文化首都の開幕イベントはものすごい盛り上がりでした。かつて旧東ドイツ時代の象徴であったこの記念碑が、今回、欧州文化首都という異なる文脈でケムニッツのシンボルとなり、世界中から注目を集めているのはとても興味深いことです」と、Aさん。

そもそも「欧州文化首都」とは、1985年から欧州連合(EU)の文化事業である。都市の国際的な知名度の向上、文化の活性化、観光産業の振興などを目的としており、開催都市では1年を通してさまざまな文化芸術プログラムが展開される。ケムニッツは公募を勝ち抜き、2025年の欧州文化首都に選ばれた。

そんなケムニッツが掲げるモットーは、「C the Unseen」(見えないものを見よ)。「Chemnitz」の頭文字の「C」と「see」(見る)をかけて、これまで注目されてこなかった人々や場所、活動に光を当て、世界へと紹介することを目指している。1月18日のオープニングを皮切りに、フェスティバルや展覧会、演劇、パフォーマンスに加え、スポーツ、グルメ、ワークショップなどに多くのアーティストや団体が参加し、歴史と現在を結びつける体験の場が創り出される。

カール・マルクス像をめぐる論争

Aさんいわく、このカール・マルクス像は彼女が12歳の時に街の中心に現れたという。旧東ドイツ時代に「ケムニッツ」から「カール=マルクス=シュタット」へと都市名が変更された際、その象徴として建立されたこの記念碑は、ドイツ再統一後に都市名が「ケムニッツ」に戻ると、撤去すべきかどうかが激しく議論された。世界各都市から購入希望の申し出が寄せられたが、最終的にはケムニッツに留まることになった。

「仮設モダン・マルクス博物館」の様子「仮設モダン・マルクス博物館」の様子

こうした議論にアプローチすべく、マルクス像は過去にもさまざまなアートプロジェクトの場として活用されてきた。例えば、2008年に実施されたアートプロジェクト「仮設モダン・マルクス博物館」は、この像を一時的に囲い、マルクス像の顔の周りを歩いて見学できるというもの。非常に高い関心を集め、多くの人がこの像を訪れたという。

「マルクス像は過去の独裁体制を象徴するものであり、撤去すべきだという意見も根強くあります。一方で、歴史的遺産として保存すべきだという声も多く、観光で訪れる全ての人が、マルクス像へ案内してほしいと言ってくれます。ケムニッツが文化都市として生まれ変わろうとする今、この像をどのようなものとして位置付けるか、私たち市民にとっても重要な議論だと思います」と、Aさんはマルクス像の前で語ってくれた。

「見えないものを可視化する」文化首都

今回、欧州文化首都に選ばれたケムニッツが特に焦点を当てるのが「沈黙する中間層」だ。その背景には、2018年の極右デモの影響もある。このデモは、2018年8月に同市でドイツ人男性が刺殺された事件で、シリア国籍とイラク国籍の男二人が逮捕されたことに端を発する。これに対し、極右団体や一部の市民が大規模な抗議活動を展開。暴力的な行動も見られ、ケムニッツには「極右の拠点」としての負のイメージが定着してしまった。当時、カール・マルクス像の前では、極右団体によるデモや、これに対抗する抗議活動が繰り広げられ、メディアの注目を集めた。

ケムニッツが抱える「極右」のイメージに対して、ケムニッツ工科大学の社会学者ウルフ・ボーマン氏は、「民主主義を支持する人々が多数派です」と断言する。その一方で、極右勢力が近年、巧みな動員と粘り強い活動によって「多数派」として振る舞うことに成功していると指摘。このイメージを変えるため、ケムニッツではより多くの市民、すなわち「沈黙する中間層」に呼びかけ、欧州文化首都のプログラムや地域社会の活動に積極的に関与してもらうことを目標としてきた。

「ケムニッツ2025」のオープニングイベント「ケムニッツ2025」のオープニングイベントの一つとして、中央駅からカール・マルクス像まで、100人以上の市民が一緒に1886年製の蒸気機関車を引っ張り込んだ

そうして迎えた「ケムニッツ2025」のオープニングは、大盛況のうちに幕を閉じることができた。しかしその裏では、開幕式当日に極右団体「フライエ・ザクセン」が文化首都反対デモを実施。警察によると約400人が参加し、デモ行進中には発煙筒が焚かれ、外国人排斥的なスローガンが叫ばれた。一方で、対抗デモとして労働組合DGBや「文化連合ケムニッツ」が約1000人を動員し、極右勢力に抗議を示した。

こうした経緯を踏まえると、ケムニッツが掲げる「C the Unseen」(見えないものを見よ)というモットーは、単なるスローガンではなく、この街が直面してきた歴史や課題と向き合う姿勢そのものだ。かつて産業都市として栄え、時代の波に翻弄されながらも変革を遂げてきたこの街が、今、世界に向けてどのような「見えないもの」を映し出すのか。その答えを、カール・マルクス像は静かに見守っている。

「ケムニッツ2025」の注目プログラム

いよいよ開幕した「ケムニッツ2025」で行われる数々のプログラムから、特におすすめのものをご紹介。全プログラムやスケジュールについては、こちらの公式ウェブサイトからチェックしよう。
https://chemnitz2025.de

Kunst- und Skulpturenweg PURPLE PATHアート&彫刻の道「PURPLE PATH」

PURPLE PATH

ケムニッツを中心に、約44万人が暮らす30以上の歴史ある村や町を結ぶ芸術と彫刻のルート。「全ては(鉱)山から生まれる」をテーマに、ザクセン州およびドイツ国内外のアーティストが、850年にわたる同地域の鉱業の歴史を彫刻やインスタレーションで表現する。850年にわたる炭鉱業の歴史を持つこれらの地域で、銀、錫、コバルトなどの採掘が生活や産業を形成してきた背景を伝え、訪れる人々にその物語を発見する機会を提供する。

オープニング:2025年4月11日(金)~13日(日)
https://chemnitz2025.de/purple-path

#3000Garagenfestival#3000ガレージフェスティバル

#3000Garagenfestival

「#3000Garagen」は、約3万あるケムニッツのガレージを、生きたアーカイブ、創造空間、交流の場として紹介するプロジェクト。これらのガレージの多くは、旧東ドイツ時代に市民によって共同で建設されたものであり、駐車場や倉庫として使われる一方、修理や工作、バーベキュー、バンドの活動場所、近隣との交流の場にもなってきた。フェスティバルでは、1000のガレージに囲まれた草原で、アーティストやガレージ利用者がさまざまなプログラムを展開する。

2025年6月6日(金)~8日(日)
https://chemnitz2025.de/3000garagen/garagenfestival

Roter Turmケムニッツ最古の建築を特別公開

PURPLE PATH

ケムニッツ最古の建造物である「ローター・トゥルム」(Roter Turm) が、「ケムニッツ2025」に合わせて市民と観光客のために特別公開される。塔の東側の壁にある「Walk of Fame」や、2012年にケムニッツ・ロータリー・クラブによって制作された展示「偉大なケムニッツ人」も見学することができる。また、塔の応接間には、ケムニッツの歴史に関する展示も行われている。夜には美しくライトアップされるので、お見逃しなく!

2025年9月30日(水)~12月31日(土)
https://chemnitz2025.de/roter-turm

 
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