Günther Jauch 1956年7月13日ミュンスター生まれ、西ベルリン育ち、ポツダム在住。TV ショー司会者。プロデューサー。 ©ARD/Marco Grob |
公共放送ARD で9月から政治トーク番組「Günther Jauch」をスタート。すでにナンバーワンだった知名度と好感度に加え、影響力でも強大なテレビ司会者となった。
複数の番組制作会社を経営する企業家でもあり、モーゼル地方で1805年から続くぶどう園von Othegraven を守る7代目醸造家でもある。ヤオホ一族は17世紀にザクセンの宮廷に仕え、18世紀からリューネブルクで事業を展開した大ブルジョワの一門。その商才を受け継ぐ末裔というわけだ。
ミュンヘンで2年間のジャーナリスト教育を受け、ラジオのスポーツ番組からキャリアをスタート。人気司会者トーマス・ゴットシャルクとラジオで共演して、全国に知られる存在になった。29歳から地方テレビ局で様々なショーを担当し、1990年に民放RTL と専属契約。報道娯楽番組「stern TV」とクイズ番組「Wer wrid Millionär ?(クイズ$ミリオネア)」を担当し、穏やかな口調と隠し持つ知性で“理想の娘婿タイプ”と呼ばれるようになる。
2007年に一度頓挫したARD との契約を今回実現させたのは、「どうしても政治トーク番組を持ちたかったから」。その3回目に、メルケル首相が自ら出演してユーロ危機を解説し、“母と娘婿のバトル”として話題をさらった。しかし、ARD のトーク番組はすでに月曜プラスベルク、火曜マイシュベルガー、水曜アンネ・ヴィル、木曜ベックマンと激戦状態。そこに新規参入したベテランの特色をどう出すか。難しいところだ。
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