ベルリン・オラトリオ合唱団コンサート „Chorfantasie“: Beethoven / Bizet /Schumann
開催日 2025年3月30日(日) 20:00
120年の歴史を誇るベルリン・オラトリオ合唱団(BOC)が、2025年3月30日(日)にベルリン・フィルハーモニーにてコンサートを開催。ベートーヴェン、ビゼー、シューマンによる、宗教的な要素を含みつつも、美しさと情熱が際立つ壮大な作品を通して、格別で爽快な音楽体験をお届けする。
120年の軌跡
ベルリン・オラトリオ合唱団(BOC)は、ベルリンで最も歴史のあるアマチュア合唱団の一つ。1904年にベルリン市民合唱団として創立されて以来、より多くの聴衆に音楽の楽しさを届けることを使命とし、名作とあまり知られていない作品の両方を演奏してきた。
1958年から2008年にかけて、ゲアト・ゼルの指揮のもとでベルリンの音楽界において確固たる地位を築き、2004年には合唱音楽の発展に貢献した団体に贈られるゼルター・プラーク賞を受賞。2008年にトーマス・ヘニッヒが芸術監督に就任して以来、革新的なプログラムと高い芸術水準を掲げ、常に先駆的な存在であり続ける。
現在、幅広い経歴と世代からなる約80名の団員で構成されており、定期的にベルリン・フィルハーモニーやベルリン・コンツェルトハウスで公演を行う。
プログラム
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンピアノ、合唱と管弦楽のための幻想曲 ハ短調 作品80
「合唱幻想曲」の名で親しまれる本作は、ピアノ協奏曲と合唱カンタータの両形式が融合した芸術讃歌。また交響曲第9番の前身としても知られるだけあって、フィナーレでは、後の「歓喜の歌」の原型となる主題がすでに取り入れられている。本公演では、国際的に注目を集めるピアニスト・ 久末 航 がソリストを務め、圧倒的な技巧と表現力でこの名作に新たな命を吹き込む。
ジョルジュ・ビゼーテ・デウム
「テ・デウム」は、ビゼーが生涯にただ一つ作曲した宗教的合唱作品。オペラ風の要素がふんだんに盛り込まれているほか、ローマでの下積み時代に触れたイタリアの教会音楽の華やかな様式の影響も感じられる。
ロベルト・シューマンミサ・サクラ(ミサ曲 ハ短調) 作品147
「神聖ミサ曲」を意味する本作は、音楽的にも典礼文の用法においても、一般的な教会音楽とは一線を画す。同時代の作曲家たちからも、ミサ曲でありながらも必ずしも教会の典礼の雛形にはまらない、熱狂を帯びつつ独自の色彩を放つロマン主義の発露であると見なされた。
出演者

指揮者トーマス・ ヘニッヒThomas Hennig
ハノーファー音楽大学にて指揮法と作曲、オスナブリュック大学にて音楽学と心理学を学ぶ。国内外の合唱団、管弦楽団で指揮者を務め、ベルリン芸術大学などで教鞭を執る。現在、BOCに加え、新プロイセン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者なども務めている。

ピアニスト久末航Wataru Hisasue
フライブルク音楽大学、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学にて研鑽を積み、それぞれ最優秀の成績をもって修了。2017年、ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位および委嘱作品特別賞を受賞したほか、数々の国際コンクールで輝かしい成績を収めている。ベルリン在住。
公演情報
日時 | 2025年3月30日(日)20:00 |
所要時間 | 約100分(休憩を含む) |
会場 |
Philharmonie Berlin Herbert-von-Karajan-Str. 1, 10785 Berlin |
出演 |
イヴォンヌ・エリザベート・フレイ(ソプラノ) ミンスップ・ホン(テノール) マルクス・フォアベルク(バス) 久末航(ピアノ) 新プロイセン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・オラトリオ合唱団 |
指揮 | トーマス・ヘニッヒ |
入場料 | 39€、37€、34€、30€、25€、19€ |
チケット | このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください (ドイツ語、英語) |
チケット Hotline | (030) 547 34 943(ドイツ語) |
詳しくはこちら | www.berliner-oratorienchor.de |