1974年6月6日NRW州ダッテルン生まれ。ベルリン在住。TVジャーナリスト。
©ZDF und Svea Pietschmann
ツンツンの短髪、レズビアン、腕から背中へと大きく刻み込まれたタトゥー。公共放送ZDFの異色キャスターだ。公共放送ARDと交代で制作される朝7時からのニュースワイドショー「Morgenmagazin」に、ZDFベルリン支局から登板している。7月23日からの4週間は、同局木曜夜の政治トークショーを司会する同僚マイブリット・イルナーの夏期休暇に伴う代役として、初の政治番組を任されることになり、その間は朝寝坊ができると喜んでいる。
家族全員が医療従事者という環境で、ドイツ唯一の体育大学(ドイツ体育大学ケルン)へ進学し、スポーツジャーナリズムを学んだ変わり種。2007年にZDFの報道局に入局し、10年9月まで報道番組「heute-journal」にアシスタント登板。心地良い声といたずらっ子のような話し方で人気を得た。当時のメインキャスター、シュテファン・ザイバートは現在、メルケル政府の広報室長を務めている。
08年にパンクバンドの女性シンガーとの仲を公表し、10年のドイツテレビ大賞イベントでは「プライベートな身体アート」をさらけ出して周囲を仰天させた。シングルに戻った現在は愛犬エマとのエピソードで話題を振る。「口臭はあるし毛は抜けるし。ヘアカット代は私が20ユーロでエマは35ユーロ。まったくね。でも一緒に50歳の誕生日を祝いたい」。
今回「donnerstalk」と名付けた自分のトークショーでは、難民やIS問題を取り上げる。父はシリア正教会、母はカルデア・カトリック教会に属するシリア出身キリスト教徒。身近なテーマである。(Y.T.)
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