ドイツの自然の中で、四季折々の体験を丹念に積み上げる幼稚園
Japanischer Kindergarten
デュッセルドルフ日本人幼稚園
「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです」(レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』から引用)
田んぼで育てた稲の茎を乾かしてワラにしました。田んぼの底に敷いた粘土とワラを混ぜて壁土にしました。子どもたちは恐る恐る触って、ペタペタとジオラマを作りました。ヒヤシンスの水栽培と小さな植木鉢にチューリップを育てています。2歳児クラスの反応はとても興味深い。育ってくるお米の苗を見て「雨が降っているから、お米さん喜んでいるね」とつぶやく子がいました。こども農場(分園)で収穫したプラムを食べました。プラムが実る果樹の写真を理解できない園児がいました。「これって、松ぼっくりでしょう?」。人生で初めての体験を映像や挿絵ではなく、実体験として彼らの心に残すことが大切だと思います。子どもは、没頭することが快楽であることを知っています。だからずっと絵を描き続けたり、縄跳びで飛んでいたりと、意味も利益なんかも求めない。何かに集中すること、それが大人になると思い出せなくなります。
戦争の火種が世界各地でくすぶり、AIからゲームまでパンドラの箱から仮想空間が世界を席巻する時代です。旧態依然の教育から脱却するべきと思います。繊細な感性が教員にも求められます。園児の未来を確実に希望へとつなぐことがわれわれの保育です。
学校名 | Japanischer Kindergarten |
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住所 | Niederkasseler Kirchweg 108, 40547 Düsseldorf |
電話番号 | 0211-576271 |
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URL | http://japanischer-kindergarten.de |