ニュルンベルクのおもちゃ博物館で7月15日から開催されている展覧会「おもちゃと人種差別」(Spielzeug und Rassismus)では、子どもが遊ぶおもちゃの中にも人種差別が浸透している問題について取り上げている。
おもちゃは、子どもが暮らしや世の中を学ぶことができるツールとしても役立っているが、世界に存在する人形は圧倒的に金髪が多いという。また、たとえ肌や髪が黒くても、多くは単純に色を変えているだけである。
黒人をリアルに表現したおもちゃや本を探すのは難しく、特にドイツの書籍では、黒人は脇役で、ステレオタイプに描かれていることが多いという。最近は人種差別やジェンダーに関する議論が多くなり、さまざまな分野でより多様性を求める意識が高まっている。
15 Nov. 2024 1230号
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