現在、ベルリンで開催されている世界最大級の食品・農業・園芸見本市「国際緑の週間」(1月25日まで)でも、「Bio(オーガニック)」の次に来るのは「Vegan(ヴィーガン)」と、あらためてトレンドとして注目されているヴィーガニズム。さまざまな理由により肉食を避けるドイツ人の数は、現在約700万人に上るという。ベジタリアンの中でも、肉や魚以外に、卵や乳製品、はちみつの摂取を避け、さらに「動物を搾取しない」という理念から動物製品も使用しない。健康にも良いイメージがあるが、「ヴィーガン」とパッケージにある食品を調査した結果、豆腐バーガーや乳牛不使用のチーズなど、いくつかの食品で塩分過多や脂肪分過多が認められた。いずれにしても、「バランス良く」が健康のためには大事なようだ。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために