2月16日のローゼンモンタークをハイライトに、今年も終焉を迎えたカーニバル。ラインラント地方では仮装した人々が道を埋め、「Alaaf!(ケルン)」「Helau!(デュッセルドルフ)」などカーニバルの掛け声が響き渡った。カーニバルが盛んではない地方の人からしたら信じられないかもしれないが、カーニバルで着る衣装の専門店が市内各所にあるこの地方の人々の熱意たるや……。それを端的に表すのが、カーニバルにおける毎年の支出額。カーニバル関連の支出が一番多いのは、群を抜いてケルンなのだそうだ。例えば、大人用のコスチュームが250万着、子ども用が110万着、660万個のフェイスペイントセットなどが売れに売れて、年間約5億万ユーロもの大金が費やされいてる。不景気など、どこ吹く風だ。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り