牛乳などに酸や酵素、レモンなどを加えるとできる凝乳(Dickmilch)。飲んだら太ってしまいそうな名称だが、凝乳はタンパク質や乳酸菌を豊富に含み、消化吸収を促進する働きがあって、ダイエット中の身体にはもってこいの食品だという。ただし、それは凝乳のもととなる牛乳次第。低脂肪牛乳と乳脂肪分の高い牛乳とでは、カロリーも脂肪分も変わってくる。ちなみに、低脂肪牛乳で作る凝乳は46カロリーで脂肪分は1.5g。高脂肪牛乳の場合は64カロリーで、脂肪分は3.5gとなる。凝乳はサワークリームの一種でヨーグルトに似ているが、食感はややクリーミー。また、牛乳に含まれるカゼインは消化されにくいタンパク質で、ラクトース(乳糖)を上手く分解できない体質の人にとっては悩みの種だが、凝乳にして飲むと問題ないのだそうだ。
15 Nov. 2024 1230号
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