欧州各国の市民にとって、スポーツは身近ではないようだ。欧州委員会の委託により実施されたTNSオピニオン&ソーシャルの調査の結果、欧州在住者の42%が「まったくスポーツをしない」と回答。13%の欧州在住者が、1日10分も歩いていない。「スポーツがどれほど心身の健康に重要か、一般市民に理解されていないようだ」と、専門家は警笛を鳴らす。一方で、スポーツを習慣としている人の割合は北欧へ行くほど高くなり、スウェーデンでは「スポーツをしない人」がわずか9%。ドイツでは29%で、ランキングでは中間の7位。南東欧では、スポーツへの意識が低い傾向にあり、特にブルガリアでは、75%がスポーツをしたことがないと答えている。運動不足が深刻化している状況、身に覚えがあり過ぎる。
15 Nov. 2024 1230号
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