ドイツ連邦銀行が3月21日に発表したレポートによると、2014年のドイツ人世帯の平均資産は、21万4500ユーロ(約2700万円)。同調査で「資産」と定義されるのは、通貨、不動産などの所有物、金融商品などから、負債を引いたもので、前回2010年の調査結果(19万5200ユーロ)よりも増加し、ドイツ経済の好調を受け、ドイツはより豊かになったように見える。しかし、同様の調査をしているイタリアの世帯平均資産は21万8000ユーロ。経済危機に見舞われていたイタリアよりも少ない! と、ドイツ・メディアはセンセーショナルにこの事実を伝えている。同時に、ドイツでもイタリアでも、富の配分に不平等があることが問題とされ、ドイツの場合は国内資産の60%をトップ10%の資産家が保有しているのが現状だ。
15 Nov. 2024 1230号
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