南ドイツ・シュパーゲル・イチゴ農家連盟(VSSE)は今年、イチゴの価格を昨年より20%引き上げることを発表した。この理由としてVSSEのシューマッヒャー代表は、イチゴ摘み労働への対価として最低賃金を支払うためと説明している。これまで、イチゴ摘み労働の賃金は旧西ドイツ地域で時給8ユーロ、旧東地域で7,90ユーロだった。これに最低賃金を適用することで、イチゴの価格が昨年比で20%値上がりすることになるとしている。昨年の平均価格は1キロ3,50ユーロだった。これに対しハンブルク消費者連盟は、「イチゴ農家の値上げの理由は、厚かましいとしか言えない」とコメント。経済学者のトルステン・シュルテン氏も「20%という値上げ幅は常軌を逸している」と指摘している。
15 Nov. 2024 1230号
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