ジャパンダイジェスト

今年の一語、「ポスト真実」に決定

ドイツ語協会は9日、「今年の一語」を「postfaktisch」に決定した。この言葉は英語の「post truth」と同じで、「事実より、『真実のように感じられる』ことが重視されてしまうこと」を意味する。「今年は欧州連合(EU)からの英国離脱、米大統領選挙などで、政治的、社会的な問題が真実ではなく感情で議論され、社会が明白なうそを受け入れた現象が目立った」とドイツ語協会は選出理由を語った。ちなみに、この言葉は英オックスフォード大学出版局が発表している「今年の一語」にも選ばれた。ドイツ語協会の「今年の一語」は1977年に始まり、その年の政治、経済、社会を表す言葉が選ばれる。今年の2位は英国EU離脱を示す「Brexit」、3位は昨年の大みそかにケルンで起こった暴動「Silvesternacht」。来年はどの一言で表される年になるだろうか?

 
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