エルサレムのヘブライ大学は、名前がどのように人間に影響を及ばすのかを調査している。この調査では、数百人の写真と4~5の名前を用意し、被験者が写真を見て名前を当てる。その結果、正解率はなんと25~40%。さらに、同じ文化で育った場合はより正確に当てられるという。確率計算上の正解率が20~25%であることを踏まえると、今回の実験の正答率はそれ以上であることから、顔と名前に何らかの関係がある可能性が見られる。さらに、約10万人の顔の特徴を記憶させたコンピュータを使用して名前と顔を仕分けしたところ、54~64%の確率で名前を当てたという。研究者によると、世間で自分の名前がどういうイメージなのか、他人が期待した像に無意識に近づくようになるという。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために