ドイツのイースターは、クリスマスのように家族で過ごす人が多く、高級食材の売り上げが急激に上がる小売店にとっては重要な期間だ。食料品の中でも菓子の売り上げが年間で最も多く、クリスマスシーズンをも上回る。市場調査会社ニールセンによると、ウサギの形をしているチョコレートやイースターエッグ、関連アイテムに、ドイツ人は総額で約4.5億ユーロも費やしている。また、子供に贈るおもちゃの売れ行きも好調。イースターの際は、予算10~40ユーロの小さい贈り物が主流であるため、クリスマスの売り上げにはかなわないが、おもちゃ産業はクリスマス、誕生日と並んでイースターを年間3大重要機会と捉えている。また、イースター後は、アウトドア・シーズンの到来。ガーデン用品や植物の需要が増える。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために