ジャパンダイジェスト

世界が認めたボラト from UK

世界が認めたボラト
2007年度の 「世界で最も影響
力のある100人」にランクイン
したボラト
ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオ、エリザベス女王、同性愛に強く反対するナイジェリア聖公会のピーター・アキノラ大主教……ボラト。うん? と思ったそんなあなたに質問です。これらバラエティー 豊かな人々の名前が意味するものとは、一体何でしょう?

実はこれらの名前は、米国の「タイム」誌がまとめた2007年度「世界で最も影響力ある100人」という栄えあるリストに含まれていたもの。同リストには毎年、エンターテイナー、科学者、指導者などの計5分野において、世界を変えていく「権力、才能、モラル」を併せ持つと認められた人物が選定され、掲載されることになっている。今年は、27カ国から選ばれた男性71人、女性29人が名を連ねた。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や、次期米国大統領選を争うバラク・オバマ氏、さらにはヒラリー・クリントン氏などが含まれていることに異存を唱える人はいないだろう。

次にこのリストに登場した英国人を見てみよう。エリザベス女王、ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン、スーパー・モデルのケイト・モスなどは「フンフン、なるほどね。英国人もなかなかやるじゃん!」と頷いてしまうのだが、思わず首をかしげてしまうのがサシャ・バロン・コーヘン。彼の名前にピンと来ない人でも、「ボラト」と言えばわかるのではないだろうか。そう、カザフスタンを国ごとまとめてジョークにしてしまったコメディー映画の製作者であり、主人公でもあるあの男だ。

映画の中では相方役の男性俳優と丸裸で取っ組み合いをしたり、セクシー女優に襲い掛かったり、ユダヤ人を殺すために銃を購入したり……と、とにかく非難を浴びそうなことは何でもやっていたボラト、じゃなかったサシャ・バロン・コーヘン。確かにカザフスタンの知名度を上げた、と言う意味で世界に影響を与えたのは確かだろう。でも「権力、才能、モラル」を併せ持っていたとは、あら、びっくり。今後もこの調子でますます羽目を外して、その「悪影響」を世界に振りまいてくれることに期待したい。

「BBC Online News」 BA cuts Branson from Bond movie



 
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