玉ねぎケーキとフェーダーヴァイサー Zwiebelkuchen
過ぎ行く夏を名残惜しみ、豊穣の秋に胸高鳴らす…、そんな季節の楽しみは、何と言ってもフェーダーヴァイサー。ワインになる前の発酵過程のもので、アルコールは入っているもののぶどうジュースみたいで飲みやすい。この時期、田舎をドライブすれば、いたるところで、「Federweisser」の看板を見かける。そして、そのフェーダーヴァイサーのお供と言えば、絶対にこれ、玉ねぎケーキ。ケーキと言っても甘くはなく、ドイツ版キッシュといったところ。慣れてきたら、フィリングを工夫してオリジナリティーを出してみては?
材料(4~6人分)
● 生地 | |
イースト菌(Hefe) | 12g |
牛乳 | 100ml |
砂糖 | 大さじ1 |
小麦粉 | 200g |
バター | 30g |
卵 | 1個 |
塩 | 少々 |
● フィリング | |
玉ねぎ | 500g |
ベーコンビッツ(Becon-Würfeln) | 150g |
サワークリーム | 250ml |
卵 | 2個 |
香辛料:コショウ(できれば挽きたて)、クミン、ナツメグ |
作り方 | |
1. | まず生地づくり。イースト菌に砂糖と小麦粉大さじ1(分量内)と温めた牛乳を加え、よく混ぜ合わせ、ラップをかけて暖かい場所で10分間発酵させる。 |
2. | 1.にバター、残りの小麦粉、塩、卵を加え、よくこねる。まとまったら、ラップをかけ暖かい場所で20分間発酵させる。 |
3. | オーブンを200度に温める。 |
4. | 玉ねぎをスライスし、ベーコンビッツ、香辛料を加え、玉ねぎがしんなり透明になるまで炒める。 |
5. | サワークリームと卵をよく混ぜ合わせておく。 |
6. | 2.をのばし、バター(分量外)を塗った型 に敷く。その上に4.をのせ、5.をかける。 |
Federweisser
通常アルコール度は10度前後だが、日がたつと発酵が進み、度数も高くなる。発酵過程でガスが出るので、プラスチックのふたをかぶせてあるだけなど、きちんと栓をしていないケースが多い。持ち運びは必ず縦にして、冷蔵庫で保管すること。なお飲みすぎると二日酔いはもちろん、 お腹が下りやすいので要注意。