「お疲れ様」に代わるドイツ語のあいさつは?
仕事が終わった後の時間のことを、ドイツでは「Feierabend」と表現します。「feiern」(祝う)と「Abend」(晩)を組み合わせた言葉で、中世では祝日の前夜のことを指しましたが、やがて「仕事後」という意味で使われるようになったのだとか。
よく同僚との会話でも、「Was machst dunach Feierabend?」(仕事後に何をする?)や「Ich mache jetzt Feierabend」(今日はもう終わりにします)というような表現が使われます。さらに、就業時間や営業時間が過ぎるころに「Tut mir leid, ich habe schon Feierabend」(すみません、もう終わりの時間です)と言うことも。
また日本の「お疲れ様です」というあいさつの代わりに、ドイツでは「Schönen Feierabend」もよく使われます。平日なら「Bis morgen / Wir sehen uns morgen」(また明日)、週末なら「Bis Montag / Bisnächste Woche」(また月曜に/また来週)も定番のあいさつです。休暇を取る同僚に対しては、「Schönen Urlaub」(良い休みを)と言いましょう。
ちなみに、職場でも「Tschüss」(じゃあね)を使えますが、相手によっては不愛想に聞こえることも。「Bis dann」(またね)や「Wir sehen uns」(また会いましょう)といった表現は、次にいつ会うか決まっていないときに使われるため、職場には相応しくありません。特に目上の人には使わない方がベターです。「Bis morgen, ich wünscheIhnen einen schönen Feierabend 」(また明日、良い晩をお過ごしください)などと言うと丁寧な印象になりますよ。
「お疲れ様」に代わるあいさつ
Schönen Feierabend(noch)!
([引き続き]良い夜をね! )
Ich wünsche dir/Ihnen einen schönen Feierabend!
(良い夜になりますように!)
A: Ich mache jetzt Feierabend. Wir sehen uns morgen!
(A:もう終わりにします。また明日!)
B: Alles klar. Schönen Abend noch!
(B:分かりました。引き続きすてきな夜を!)
A: Danke, gleichfalls.
(A:ありがとう、あなたもね)
Hab einen schönen Urlaub!
(良い休暇を!)
Erhol dich gut (im Urlaub)!
([休暇中は]ゆっくり休んでね!)