場面で使い分ける「お別れ」のあいさつ
ドイツ語で最も一般的な別れのあいさつは、「Tschüss」(さようなら)です。礼儀正しくも失礼でもないため、誰に対しても使用できます。口語的に「Ciao」や「Bye」もよく使われますが、これらは親しい人にしか言えません。「Auf Wiedersehen」は、最も古典的なさようなら。ただし、また会うことがない人に使うのは不自然な場合もあります。
「Wir sehen uns」(また会いましょう)は、確実にまた会うことが分かっている相手に対して自然なあいさつです。再会する日が分かっている場合は、「Wir sehen unsmorgen/am Montag」( また明日/ 月曜に会いましょう)や「Bis gleich/nächste Woche」(またすぐにね/来週ね)と表現できます。特に次に会う日が決まっていない場合は、「Bis zum nächsten Mal」(また次回ね)、「Bis bald/dann」(またね)などと言いましょう。
また相手への思いやりを伝える表現も覚えておくと便利です。「Mach’s gut」(お元気で)は、明日会う同僚にも卒業式などでこの先会わなくなる友人にも使えます。「Tschüss, pass (gut) auf dich auf」(さようなら、気を付けてね)、「Gute Heimfahrt」や「Komm gut nach Hause」(家まで気を付けて)などもよくある表現です。
一般的に、別れ際に何もあいさつをしないのは失礼なこと。状況に応じて使い分けてみてください。最後にドイツを離れる人が多いこの季節、職場の人や友だちに使える表現を集めました。最終出社日のあいさつやメッセージカードに一言添えれば、より気持ちが伝わりますよ。
「お別れ」に使える表現
ビジネス
• Ich habe gerne mit euch/Ihnen zusammengearbeitet.
(一緒に働けてうれしかったです)
• Die Zusammenarbeit mit euch/Ihnen hat mir sehr viel Spaß gemacht.
(一緒に働くことができてとても楽しかったです)
• Ich wünsche euch/Ihnen weiter viel Erfolg.
(これからの成功をお祈りしています)
プライベート
• Ich werde euch/Sie vermissen.
(さみしくなります)
• Ich bedanke mich für die gute Zeit mit euch/Ihnen.
(一緒に良い時間を過ごせて感謝しています)
• Ich hoffe, wir sehen/treffen uns eines Tages/bald wieder.
(またいつか/またすぐに会えることを祈っています)