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日本語のこれ、なんて言う?ぴったりドイツ語表現

ドイツ語の単語って覚えづらい、いつも同じ表現を使ってしまう…… そんな悩みにお答えすべく、姉妹誌「JAPANDIGEST」のドイツ語のネイティブ編集者が、知って得する単語やフレーズをお届け。言葉のバリエーションを増やして、もっとドイツ語を楽しもう!(Text:JAPANDIGEST編集部)


「言う/話す」にまつわる動詞sagen / sprechen / redenなどの使い分け

「sagen / sprechen / reden」(言う/話す)は、基本的に「口頭で伝える」ことで意味しますが、それぞれ少しずつニュアンスが違います。「sagen」は、「Ich sage meine Meinung」(私は自分の意見を言う)や「„Es ist kalt“, sagte er zu seiner Mutter」(「寒いね」と彼は母親に言った)のように、基本的に誰かに何か伝えることを意味します。

また「sprechen」は「Ich werde mit dem Vermieter sprechen」(大家と話すつもりだ)と、より一般的に「話すこと」を意味します。一方で、「reden」は「Er redet nur Unsinn」(彼はばかなことをしゃべる)と、話す中身に注目した表現です。子どもは最初に能力として「話すこと」(sprechen)を身に付け、後に社会的に人と交流するために「話すこと」(reden)を学ぶといえば、イメージしやすいかもしれません。

また「外国語を話す」という文脈では、違いがより分かりやすくなります。「sprechen」は「Sie spricht Spanisch und Koreanisch」(彼女はスペイン語と韓国語を話す)のように言語の能力を表します。「reden」は「Sie redet Englisch」(彼女は英語で話している)のように今話している言語を示す場合に、「sagen」は「Sie sagt etwas auf Japanisch」(彼女は何か日本語で言う)と、その言語で特定のことを話す場合に用いられます。

ほかにも口頭でのコミュニケーションを表す動詞がたくさんありますが、話し言葉として使われるものが多いです。それぞれのニュアンスの違いを知ってより細やかな表現を練習してみてください。

「言う/話す」にまつわる動詞

• labern
(くだらないことをぺちゃくちゃしゃべる)

• antworten
(質問や発言に対して返事をする)

• rufen
(大声で何か言う、叫ぶ)

• plaudern
(雑談する、気楽に話す)

• meinen
(自分の見解や意見を表明する)

• erklären
(何かを明らかにする、説明する)

• äußern
(自分の意見を述べる/表明する)

• erzählen
(物語る)

• lästern
(誰かの悪口を言う)

• schwatzen/schnacken(ドイツ北部)
(おしゃべりする)

 
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