日本とはちょっと違う音!?ドイツ語のオノマトペ
日本語ではオノマトペが多く使われますよね。ドイツ語には日本語ほどオノマトペはないものの、日本語の擬態語や擬声語に当たる「Lautmalerei」があります。今回は、そんなドイツ語のオノマトペについてご紹介します。
ドイツ語のオノマトペは大きく分けて三つ。一つ目は、雑音などの本物の音から言葉になったオノマトペです。例えば、ハチの「ブーン」という羽音は「summen」。動詞なので、「Bienen summen」(ハチがブンブン飛ぶ)と使うことができます。
二つ目は、言葉そのものに意味はなく、音を模倣したオノマトペ。主にコミックや絵本などで使われます。さて、ここでクイズ。次のオノマトペは何の音でしょうか?❶「Peng!」❷「Törööö!」❸「Palim-Palim!」……答えは後ほど発表します。
最後は、元の音には必ずしも似ていないオノマトペ。例えば、日本語でドア叩くときは「トントン」ですね。英語の「Knock,Knock」のように、ドイツ語では「Klopf,Klopf」(klopfenは「叩く」の意)となります。
では、クイズの答えです。❶「Peng!」は「バン!」という銃声、❷「Törööö!」は「パオーン!」とゾウの鳴き声やトランペットの音、❸「Palim-Palim!」は「リンリン!」とお店などに入るときに鳴るドアベルの音でした。ちなみに「Törööö!」は子どもラジオ劇「Benjamin Blümchen」のキャラクターの鳴き声から、「Palim-Palim!」はテレビコメディシリーズ「Nonstop Nonsens」で使われたことで一般的なオノマトペになりました。ぜひ日常のオノマトペに注目してみてくださいね。
ドイツ語のオノマトペいろいろ
音から言葉になったオノマトペ
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krachen(がたん、どしん)
何かが壊れたり重いものが落ちたりする音 -
zischen(シュー)
蒸気の音やヘビがシャーと威嚇する音 -
Kuckuck(カッコー)
カッコウの鳴き声
音を模倣したオノマトペ
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Tatütata(ピーポーピーポー)
救急車や消防車のサイレンの音 -
Biep!(ピー)
デジタル機器のシグナル音
元の音とは似ていないオノマトペ
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Spritz(ぴちゃ)
水などの液体が飛び散る音 -
Stöhn(はあ)
深いため息の音 -
pladdern(ざあざあ)
激しい雨の音 -
rumpeln(がたがた、ごとごと)
例えば電車がが