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ドイツ 出生届
ドイツ語単語
Standesamt:戸籍局Heiratsurkunde:婚姻証明書
Geburtsurkunde:出生証明書
Familienbuchauszug:戸籍謄本
Name:名前
日本では2週間以内に申請すべしとされている出生届だが、ドイツのリミットは生後1週間(5日間)※! とは言え、出産後の入院中に病院を通して出生届を提出する人が多く、つまりは、生後2~3日で出生届を出すのが一般的な流れ。病院で手続きができると、その後わざわざ役所(戸籍局)に出向かなくても良いのも便利。
※デュッセルドルフの戸籍局によると、名づけに関しては、生後4週間の猶予があるとのことです。
正産期と呼ばれる妊娠37週~41週に入れば、いつ生まれてきても大丈夫なように準備をする必要があるが、その時期に入るまでに済ませておきたいのが、ドイツでの出生届の準備。外国人夫婦の場合は出産してからでは必要書類が間に合わない場合もあるので、正産期に入る2~3カ月前くらいから準備をスタート!
ドイツの出生届に必要なものは、
- 1. 両親のパスポート(滞在許可も)
- 2. 日本人夫婦は婚姻証明書、ドイツ国籍の配偶者がいる場合は出生証明書、日本の戸籍謄本の認証翻訳、またはドイツの戸籍謄本など
- 3. 子どもの名前
- 4. 申請書(病院にある)
1と4に関しては、事前に準備しておく必要はない。
私たち日本人夫婦が最初に取り組んだのは、2の婚姻証明書のドイツ語版を発行してもらうこと。まず、日本から戸籍謄本を取り寄せる。発行から3カ月以内の戸籍謄本が必要だ。もっと古いものなら手元にあったのだが・・・気を取り直して、日本の家族の協力を得て、新たに発行・郵送してもらう。
そして、フレッシュな戸籍謄本とパスポートを持って、領事館へ。1通9ユーロの申請手数料がかかる。申請すると4会館日以降に、晴れてHeiratsurkunde(婚姻証明書)をゲット!
この一連のやりとり、スムーズにいったとしても3週間はかかるので、生まれてからでは遅いということを念頭に入れておこう!!
3の子どもの名前、これがまた難問で、我が家では、妊娠7カ月頃に胎児の性別が判明してから、長らく頭を悩ませた。親が子へ送る最初のプレゼントとはよくいったもので、まだ見ぬ我が子の「人生」が掛かっていると気合を入れ、鼻息荒く、最高の人生を送れるようにと漢字の画数とにらめっこしたり、昨今話題のキラキラネームの一覧表を見て笑い転げたりして、一向に定まらなかった。
マタニティーハイのような気分で、壮麗で尊大な夢と野望を盛り込んだ名前を考える時期から一息つき、名前辞典を見るのも嫌になってきた頃から、またひとつ違う思いが浮かんできた。
親の理想や願いなんて、どこ吹く風で、健やかに、幸せになってくれたらいいねと。でも、いざと言うとき、親子の繋がりや、自分の原点を思い出してくれたら・・・人から見たらありふれた名前に願いを込めた。
あと、ドイツでの名づけで苦心したのが、ドイツでも発音しやすいか、また、誤解を生むような単語と発音が似ないこと。「S」が濁音になったり、「R」や「CH」の発音も日本語の発音と違うので、注意した。
そんなわけで、命名するのに数カ月を要した経験から、子どもの名前も、ある程度は候補を絞っておくことをお勧めします。
次回は、妊娠中に愛用したマタニティーグッズをご紹介します!