#3 1200号記念! 好きなバックナンバー
1181号「カタールW杯2022」営業部・米
初の中東開催や秋冬開催など、「W杯史上初」が特に多かったカタールW杯2022。「死の組」といわれたグループの中で、日本対ドイツ戦が実現したW杯でもあり、より一層好きな特集となりました。ドイツニュースダイジェストきってのサッカーファンということで、私も誌面作りに関わりました。盛り込みたい内容が山ほどあり、4ページに収めるのがとても難しかったことを思い出します。現在、女子W杯が開催されていますが、男子だけなく女子サッカーやローカルのサッカーなど、今後も誌面で取り上げていけたらと思います。
1144号「ドイツで始めるバードウォッチング」デザイン部・乃
この号から本誌のデザイン担当となったので、思い出深い号です。それまでは姉妹誌「英国ニュースダイジェスト」を担当していました。制作裏話としては、実は野鳥などのイラストは自作です。デザイン制作ではストックイメージの素材を使うこともありますが、自分で描いた方が早い場合にはささっと描いてしまうことも。そんな風にイラストや写真をこねくり回しつつ、どうしたら読みやすくなるか、あれこれ悩みながら毎号デザインしています。記事の内容と合わせて、ビジュアル面も楽しんでいただけたらとてもうれしいです!
1089号「英国・ドイツ・フランスの『笑い』を大解剖!」編集部・沖
フランス人の夫とテレビを見ていると、夫は爆笑しているのに、私は何が面白いのか分からないことが多々あります。この特集の執筆に当たって調べてみると、絶対王政を倒したフランスでは、あらゆる権威を笑い飛ばし、批判していくことが許されている社会だということが判明。ただフランスの風刺画や、きついジョークが国際的な摩擦(夫婦間でも!)を起こすこともあります。人間は笑う力を授けられた唯一の動物といわれていますが、それぞれの文化(夫婦間でも!)を尊重しつつ、この力と上手に付き合っていきたいですね。
1095号「バウハウス創立100周年」ウェブ部・優
この特集を読んだ後、デッサウにあるバウハウス校へ実際に行く機会があったのですが、1920年代に建てられたとは思えない建築にとても驚きました。内部の造りは日本にある学校や団地を思い起こさせるようなもので、日本の建築にもとても大きな影響を与えていたのだと肌で感じながら館内を歩き回りました。特に面白かったのは、バウハウス校舎の窓は日本の障子から着想を得ているということ。アイデアやインスピレーションは巡り巡って互いに影響しあっているのだな、と独りごちました。
1151号「ドイツ人に愛されたコメディ王ロリオ」編集部・穂
ドイツの伝説的コメディアン「ロリオ」をご存知でしょうか? ちょうど2年前に没後10年を迎えたタイミングで特集を組みました。私がロリオを知ったのは語学学校。きれいなドイツ語を話しているということで先生がおすすめしてくれたのですが、シュールなロリオの世界にハマり、それから本やグッズを集めるようになりました。「ドイツ人にはユーモアがない」とよくいわれますが、ロリオはそれをくつがえしたユーモリストでも。そんなロリオの人生とドイツ式ユーモアを熱く(?)語った特集、ぜひ読んで笑ってください!
1176号「ドイツの印刷文化を訪ねて」編集部・真
誌面作りをしていて楽しい瞬間の一つは、やはり現地での取材です。この号では、ライプツィヒ印刷博物館を見学させていただきました。博物館内には数多くの古い印刷機が置かれており、驚くことにそのほとんどが今も現役で稼働。取材当日に案内してくれた職員さんも、かつて自分の印刷工房を営んでいた印刷職人で、あらゆる機械を動かして見せてくれました。職員さんの粋な計らいにより、ライプツィヒの新聞社が実際に使用していた機械で「NewsDigest」という活字(写真)を鋳造してくださったのも良い思い出です。