Sahra Wagenknecht 1969年7月16日イエナ生まれ。政治家。左派党副党首。11月から左派党連邦議会議員副団長。デュッセルドルフ在住。 ©DIE LINKE |
左派党連邦議会議員副団長に選ばれてニュースに登場したのは11月8日。するとその数日後に、ザールラント州左派党のオスカー・ラフォンテーヌ代表(68)が州大会で、「私は以前から妻とは別居状態にあり、ザーラとつきあっています」と恋人宣言。やはり噂は本当だったと納得する声と、既婚者同士の恋への好奇心が渦巻き、今度はあらゆるメディアから追いかけられている。
社会主義革命の伝説的指導者ローザ・ルクセンブルクに似せたひっつめ髪とクラシックなファッション、エキゾチックな美貌、共産主義へのゆるぎない信念によって、左派党の反逆的マドンナと言われている。
役所に登録された名前をSarah からペルシャ語スペルのSahra に変更したのは、それが3歳で生き別れた父の本来の望みだったから。イラン人の父は東ドイツ政府から歓迎されざる外国人として国外追放となった。
大学入学の申請時には協調を学んでから来るようにと言われ、ベルリンの壁崩壊の寸前だというのに支配政党SED に入党し、統一後にはその後継政党PDS の方向転換に逆らって共産主義綱領を高く掲げるなど、メインストリームとは縁がない。現在の資本主義体制下での民主主義に未来はないと言い続け、社会的是正を求めるオキュパイ世代に強い共感を生んでいる。
そのため、影の実力者ラフォンテーヌ氏とのペア誕生を歓迎する声もあり、一方では相互の配偶者からの反応にも目が離せず、まだまだ波乱がありそうである。
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