1968年8月2日ハンブルク生まれ。
ミュンヘン在住。
元サッカー選手。
©R4311/DPA/Press Association Images
2000-01年度UEFAチャンピオンズリーズに初優勝したバイエルン・ミュンヘンのキャプテンとして名を残す一方、イエローカードを歴代最多の114枚も食らい、1994年W杯アメリカ大会ではドイツ人観客に対する挑発行為のため強制帰国させられるなど、問題児だったことでも知られる。引退から10年。先頃、公共放送ZDFのスペシャル番組に登場し、イメージとは異なる素顔をさらけ出した。
『Kessler ist…』と題したその番組は、俳優でコメディアンのミヒャエル・ケスラーが、まず有名人本人とその関係者から情報を集め、メーク術を駆使して本人そっくりに変身。次に本人と対座し、本人に成り代わってその人物像を語るという、パーソナリティー・ドキュ。1人につき30分の6回シリーズで、昨年はマティアス・シュタイナー(重量挙げメダリスト)ら6人を紹介。今年はエッフェンベルクのほかホルスト・リヒター(カイゼルヒゲのシェフ)やゲッツ・アルスマン(ミュージシャン)を俎上(そじょう)に載せた。
妻が語るエッフェンベルク像は「整理魔で我慢強く、趣味のガーデニングはプロ級」。オットマー・ヒッツフェルト元バイエルン・ミュンヘン監督が「奉仕精神と尊大さと自信を持ち合わせているのに、なぜ監督にならない」と疑問をぶつけると、本人いわく「リーダー的資質はあってもエゴイストになれない」。
そしてラストに対座したケスラーこと自分のそっくりさんから「私はマッチョで誠実。そろそろ監督になることを考えている」と聞かされて、目を潤ませた。3年前に取得した監督ライセンスの実行は間近だろうか。(Y.T.)
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