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ダニエル・ブリュール

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ダニエル・ブリュールDaniel César Martín Brühl González Domingo
1978年6月16日バルセロナ生まれ。ベルリン在住。
俳優。タパス・バーRaval経営者。
©Dave Bedrosian/Geisler-Fotopress/DPA/Press Association Images

『グッバイ、レーニン!』(独・2003年)で注目を集め、以後『ラヴェンダーの咲く庭で』(英・04年)、『戦場のアリア』(仏独英・05年)、『サルバドールの朝』(西英・06年)、『パリ、恋人たちの2日間』(仏独・07年)、『イングロリアス・バスターズ』(米・09年)、『ラッシュ / プライドと友情』(米英独・13年)、『フィフス・エステート / 世界から狙われた男』(米・13年)と、次々に話題作に登場してきた、ドイツ出身の数少ない世界的映画俳優である。その一方で、どうしても好みの店が見つからないからと、スペイン系の仲間と共同でベルリン・クロイツベルク区にタパス・バーをオープンし、昨年はカタルーニャ料理のクッキングブックまで出版。超多忙な生活を送っている。

バルセロナで生まれ、ケルンで育った。公共放送WRDの映像監督だった亡父はドイツ人、スペイン語教師だった母はカタルーニャ人。5カ国語を自由に操って演技し、自営のタパス・バーでトルティーヤやパタタス・ブラバスを楽しむのは、この背景があってこそ。

今年の公開作には、アマンダ・ノックス事件の闇を追ったマイケル・ウィンターボトム監督の『天使が消えた街』(英伊西)、ナチスに奪われたクリムト絵画の返還を求める女性を描いた『Woman in Gold』(米英墺)、グルメ映画の『BURNT』(米)、チリの軍事クーデターに巻き込まれたドイツ人学生カップルがカルト教団に関係していく『Colonia』(独英)と、なんと4作品! 出過ぎとの陰口がちらほらしても、「オファーがあればチャレンジするのが流儀」と聞き流している。(Y.T.)

 
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高橋容子 ドイツニュースダイジェスト創刊時からの常連ライター。日本で文芸映像翻訳を手がけ、渡欧。英・独・豪と移り、現在はスペインのバスク州暮らし。 www.geocities.jp/takahashi_mormann
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