新型コロナウイルス防疫措置について、1月5日にメルケル首相と各州首相による協議が行われ、現行の各種制限措置を1月末まで延長することとなった。
新たに強化された措置は、接触制限と移動距離。具体的には、これまで二世帯で最大5人まで集まることが許されていたのに対し、私的な集まりの場合は自らの世帯に加え、別世帯に属する者は最大1人までに制限される。また過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が200人を超えた地域においては、自宅から半径15キロメートル以内の移動のみ許可される。
ドイツ国民の反応としては、この延長措置をほぼ肯定的に受け止めている。YouGovが実施した世論調査によると、この措置に対して回答者の3分の2が賛成。具体的な防疫措置について、少なくとも以前と同じような厳しさで制限を継続することに賛成している人が41%、さらに引き締めることに賛成している人が24%。
対照的に、緩和を支持している人はわずか17%であり、全ての制限を完全に解除すべきだと考えているのは10人に1人(11%)に過ぎないという。
15 Nov. 2024 1230号
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