ジャパンダイジェスト

ドイツの一風変わったグランプリ「英語的な言い回し大賞」とは? - 2020年はコロナ禍で定着したあの流行語が選ばれる

2010年から、ドイツで毎年行わている「英語的な言い回し大賞」(Anglizismus des Jahres)。ドイツのボキャブラリーに貢献した英語の言葉に対して贈られ、これまで「Influencer」や「(Fridays)for future」などが選ばれてきた。

2020年の大賞は、コロナ禍で「閉鎖」や「接触制限」で一般的になった「Lockdown」。新型コロナウイルス感染対策における議論で中心的な役割を果たしていることに加え、ドイツ語のボキャブラリーの中に急速に溶け込んだことが決め手になったという。

新型コロナウイルス感染症が始まった当初は「コロナウイルスの蔓延対策」(Maßnahmen gegen die Ausbreitung des Coronavirus)などの言葉が使われていたが、昨年3月後半以降、「ロックダウン」という言葉がまたたく間に広まった。そして、再びロックダウンの必要性が議論され始めた10月以降、さらにその使用頻度が高まり、ドイツ語の一部として定着したという。
 
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