ヴィースバーデンの連邦統計局が発表したところによると、2019年、ドイツでは200万人が経済的な理由で家を十分に暖かく保つことができなかったという。そのため社会福祉団体などでは、低所得者への支援を呼びかけている。
統計局によると、昨年は資金面で暖房を使えなかった家庭が一人親家庭で7%、一人暮らしの人では4.8%だった。しかし2009年には人口の5.5%、およそ450万人がまだ十分な暖房ができていなかったため、暖房の普及率自体は改善傾向にある。
ただし今日、コロナ禍によって家で過ごす時間が増えているため、ドイツの冬を乗り切るためには適切な暖房が必要不可欠。暖房を使わないことで気候保護へ貢献しようとする人も一部にはいるが、暖房を使えない人の多くは金銭的な問題を抱えているのであり、適切な支援が求められている。
15 Nov. 2024 1230号
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