スーパーや薬局の棚にずらりと並んだ、マグネシウムや鉄などのサプリメント。コロナ禍によって売上が伸びているが、その効果が疑問視されている。
ドイツ連邦議会で与党キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)が提出した動議によると、特定のビタミンやミネラルを摂取しすぎると、健康を害する可能性があるという。そのため、欧州連合(EU)でも摂取上限に関するルールが再び見直されている。これは、ジュースやコーンフレーク、ミルク系飲料など、ビタミンやミネラルが添加されている製品にも適用される。
ユリア・クレックナー連邦食糧・農業省大臣は、消費者の健康を守ることが最優先事項であり、そのためには食品サプリメントに関する欧州で統一した明確なルールが必要だと語った。一方で、中には連邦消費者保護省に必要な届出をしていないにもかかわらず、販売されたサプリメントもあるという。この点については、薬局、ドラッグストア、スーパーマーケットでの販売と同様に、オンライン販売も管理する必要があるという。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り