エプソンが行った調査で、ドイツでテレワークをしている人の半数以上(51%)は、仕事環境が十分整っていないと感じていることが明らかになった。
最初のロックダウンから数カ月の間に半数以上(55%)が、寝室やバスルーム、トイレ、さらには屋根裏部屋や庭など、家庭内のあらゆる場所で仕事をしたと回答。車の中で仕事をしたことがあるという人もいた。
またテレワークだと、オフィス勤務では起こらないようなことにも悩まされたという。例えば玄関のベルが鳴ったために、重要な電話や仕事が中断されたと答えた人は64%。また30%の人は、暑すぎたり、寒すぎたりと室内の温度調節に気を取られたと回答した。
ほかにも同僚と顔を会わせないため、34%の人がオンラインミーティング中にカメラとマイクをオフにし、トイレに行ったり、飲み物を取りに行ったりしたと回答。5%の人が勤務時間中に寝てしまったことがあると告白するなど、テレワークならではの問題も発生している。
さらに45%の人が、テレワークが続くと仕事のモチベーションが下がると感じているという。2021年末時点で労働人口の約25〜30%が週に数日間、自宅で仕事をするだろうと予測されているが、これらの問題を解決するべく対策が求められる。
15 Nov. 2024 1230号
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