ランゲンシャイト出版社が行った今年の若者の流行語大賞では、1位に「cringe」が選ばれた。もともと英語である「cringe」だが、ドイツの若者の間では恥ずかしいことや気まずいことを表す言葉として、さまざまなシチュエーションで使われている。昨年も2位にランクインしていたが、今年はオンライン投票では42%の票を獲得し、堂々の1位になった。
2位の「Sus」(怪しい)は32%の票を獲得し、3位は26%を獲得した「sheesh」(マジで?)(26%)だった。
2020年以前は、実際にこれらの言葉を使っている当事者の若者ではなく、より年齢層が上の大人の審査員が若者の流行語を選出していたため批判もあった。それを受けて昨年からは、若者自身がオンラインで提案・投票に参加できるようになり、より若者のリアルな言葉が選ばれるようになったという。
今年の参加者は合計で約120万人の若者。若者の言葉は創造的で、世界の変化に非常に迅速に反応する特徴があるといわれている。
15 Nov. 2024 1230号
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