バイオテクノロジー企業である独アムジェン社がドイツの一般開業医を対象に行った調査によると、治療にはアドヒアランスが欠かせないという。アドヒアランスとは、患者が積極的に病気に向き合い、医師の指示された通りに治療を受けること。
一般開業医の94%は治療がうまくいかない原因として、「アドヒアランス不良」が大きくかかわっていると感じている。100人中20人の患者が医師に指示された治療を開始しておらず、33人は正しく薬を服用していない。患者が服用しない理由としては、副作用への恐れ、忘れっぽさなどが関連しているとみられる。
一方で、一般開業医の大多数(91%)は患者と一緒にアドヒアランスを高めることに責任があると考えており、患者と信頼関係を築くことが重要だとしている。
15 Nov. 2024 1230号
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