ドイツ発！ちょっと気になるあのニュース

「調子はどう？」と聞かれて常に「最高！」と答えるのはいささか度が過ぎる、「今のところ、まあ良いけどね」くらいに留めておくのがちょうど良いと考える節のあるドイツ人。この、押しなべて不平不満が多いとされる国民性が、経済協力開発機構（OECD）の幸福度指標によって裏付けられた。就業率、収入・財産、治安、環境、社会保障、平均寿命のどれを取ってもOECD諸国の中では上位に入るのに、生活満足度や健康について聞かれると平均並み。将来の展望や幸福度に至っては、悲観する人の割合が極めて多いという。不満が多いのは、社会主義時代の過去を引きずっているからという説もあるが、本当のところは謎。ただ1つ確かなのは、買い物に費やす時間が最も多いのもドイツ人ということだ。欲求不満からくる衝動買いでなければ良いのだが……。