子どもたちの学校も夏休みに入り、長期休暇を利用して国内外への旅行を予定している家族は多いはず。そんな楽しい旅行計画に水を差すもの、それは「ストライキ」。ここ最近、特に不穏な状況が続いているのが、航空管制官の一斉スト(Fluglotsen Streik)をめぐる対立。8月初旬から、裁判所を舞台に使用者側と労働組合による戦いが続いており、裁判所がストを容認しては、使用者側が上訴し、危機一髪のところでスト回避という綱渡りの状況が続いている。管制塔が機能しなければ、もちろん飛行機は飛ばない。旅行を計画している人にとっても、不安な日々が続いている。ノルトライン=ヴェストファーレン州では、夏休み期間中の9月初旬までストを起こさないとの和平協定が結ばれたが、その他の地域はまだ不確定。争いごとも夏休みの間は「休んで!」と願うのは、利用者の勝手だろうか。
15 Nov. 2024 1230号
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