週末の早朝、東京からの便がイタリアのモードの中心ミラノに到着する。そこからショッピング街へ直行する日本人女性の団体。しかし彼女たちは、約10時間のショッピングを終えると、その日の夜の便で再び日本に帰る・・・・・・。往復約20時間を掛けた弾丸ショッピングに驚くドイツ人記者のレポートがヴェルト紙に掲載された。ミラノの新春の「Saldi(バーゲン)」は、世界中のセレブを虜にするが、こんなにタイトなスケジュールを組むのは日本人くらいだろう。横浜の弁護士タナダユキコさんがインタビューで「日本に比べて半額、いや4分の1でグッチのバッグが手に入ります」と語り、円高ユーロ安を受け、飛行機代の元は簡単に取れると強調。「それほどお得感を感じているなら、数泊してミラノのいろんな面を満喫したらいいのに」とドイツ人記者は綴るが、そうもいかないのが日本かな。
20 Dez. 2024 1232号
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