翼を持たない人間が、それでも空に憧れ、空を目指す。その結果、飛行機が生まれ、ロケットが開発されたが、それでは満たされない想いを乗せ、自作の人力飛行機で空に挑む人々がいる。日本では琵琶湖で開かれる「鳥人間コンテスト」でお馴染みのこのチャレンジが聖霊降臨祭の月曜日、マインツで開催された。7回目を迎えた「レッドブル・飛行デー」は、30度を超える晴天の下、40組の参加者が集まり、約15万人の観衆に自慢の人力飛行機を披露。パフォーマンス重視の劇団のような参加者あり、機体の奇抜さやユーモアで魅せる団体ありで、会場は笑顔に包まれた。中でも注目を浴びたのは、ヴィースバーデンのグループ„Die Rückkehr der Teichfighter“。69.79メートルを飛んで、レッドブルが主催する「飛行デー」の世界記録を更新した。
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15 Nov. 2024 1230号
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