2012年の欧州選手権開幕を目前に控えた1日、ドイツ代表のメンバーの一部が、ポーランド南部にあるアウシュヴィッツ強制収容所の跡地を訪問し、犠牲者を追悼した。5月31日にライプツィヒで行われたイスラエルとの親善試合の直後の日程で、プライベートジェット2機に乗りこんだ一行の中にいたのは、ヨアヒム・レーヴ監督、ドイツ代表の主将フィリップ・ラーム、ポーランド生まれのミロスラフ・クローゼとルーカス・ポドルスキ、チーム・マネージャーを務めるオリバー・ビアホフ。ラームは、「私たちが、直接の責任を負わない世代に生まれた者であっても、自国の歴史を知り、その責任を引き継ぐ意思があるということを伝えたい」と、今回の訪問の意義を語った。ドイツが背負うナチス・ドイツ時代の暗い過去に対して一種の禊を行い、欧州選手権での活躍を誓う。
20 Dez. 2024 1232号
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