ドイツ発！ちょっと気になるあのニュース

世界三大珍味の1つ、トリュフ。その主な生産地が、気候が温暖なフランス、スペイン、イタリアの3カ国に集中しているというのは、周知の事実だろう。ところが、そこに将来、ドイツが加わるかもしれないことを示す調査結果が、森林植物学者のシュトッベ氏とシュプロル氏によって発表された。2人が犬を連れてドイツ全土の森林を巡って行った調査によると、バーデン＝ヴュルテンベルク州121カ所で7種のトリュフの生息が確認され、うち116カ所から絶滅の危機に瀕している「ブルグンダートリュフ」が見付かったという。さらに、とっくに地球上からは消えたと考えられていた種類も発見され、2人は地球温暖化の影響でトリュフの生息地域が北や東へと広まっているのではないかと推測している。ドイツにトリュフの栽培ブームが到来する日は、近いのかもしれない。