ドイツの鉄道網をほぼ独占しているドイチェ・バーン(DB)に、新たなライバルが現れた。私鉄Hamburg-Köln-Express(HKX)が7月23日、その名の通りハンブルク-ケルン間で操業を開始したのだ。記念すべき初運行は、ハンブルク=アルトナ駅を定刻通りに出発し、ケルン中央駅に6分遅れで到着した。HKXのエファ・クライエンカンプ社長は「私たちは、DBを価格の面でも、サービスの面でも上回るつもりです」と意気込みを語る。実際、同区間をDBが29~89ユーロ(ICEを含む)で販売しているのに対し、HKXは20~60ユーロ。HKXの運行速度はICに相当するというが、DBが提供するICの正規料金は83ユーロだからHKXの方が安い。親切なスタッフと遅延の少ない運行を標榜する強敵の出現に刺激され、DBのサービスも向上しますように。
20 Dez. 2024 1232号
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