7と言えば一般に縁起の良い数字だが、見方によっては忌々しい数にもなる。何のことかと言うと、それは離婚のタイミング。連邦統計局によれば、昨年の離婚件数18万8000件のうち、7年目の離婚が最多の1万243件に上った。20年前には、5年目で結婚生活が破談するケースが最も多かったそうだから、ドイツの夫婦は重大な決断をする前により熟考するようになったのか、あるいはお互いに最悪の事態を避けるべくギリギリまで歩み寄る努力をしているのか……。実のところは不明だが、いずれにせよ、1年以上の別居生活を経て離婚に踏み切るパターンが大半であるのは確か。ちなみに、結婚後1年以内の離婚は20年前の158件から昨年は42件に減少、50年以上連れ添った後に別れる夫婦は19組だった。夫婦の絆の深さは時に、共に過ごす時間の長さには比例しないようだ。
20 Dez. 2024 1232号
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